フレコンバッグを安全に使用するための注意点

2026.01.06

〜事故防止・品質維持のために知っておくべき基本事項〜

フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)は、粉体・粒体・原料・廃棄物などの大量輸送・保管に欠かせない包装資材です。一方で、誤った使用方法や点検不足は、落下事故・破袋・内容物漏れなどの重大なトラブルにつながる可能性があります。
本記事では、製造現場・物流現場でフレコンバッグを安全に使用するための重要な注意点を分かりやすく解説します。

フレコンバッグ使用前の注意点

1. 使用目的・内容物に合った仕様を選ぶ

フレコンバッグには以下のように多くの種類があります。

  • 1t用/500kg用などの耐荷重
  • 角型・丸型
  • 排出口あり/なし
  • 内袋(PEライナー)付き
  • 帯電防止タイプ

内容物の比重・流動性・水分・化学特性に合わない仕様を選ぶと、破損や事故の原因になります。

👉 使用前に必ず「定格荷重(SWL)」と「安全係数」を確認しましょう。

2. 外観・縫製部の点検を行う

使用前には、以下の点を必ず確認してください。

  • 生地に破れ・摩耗がないか
  • 吊りベルトにほつれ・切れがないか
  • 縫製部分に異常がないか
  • 変形・劣化(紫外線・長期保管による)がないか

少しでも異常がある場合は使用しないことが、安全確保の基本です。

フレコンバッグ使用中の注意点

3. 定格荷重を超えない

フレコンバッグは「安全係数」を考慮して設計されていますが、
定格荷重(SWL)を超える使用は厳禁です。

  • 見た目で判断しない
  • 比重が重い内容物に注意
  • 部分的な偏り積載を避ける

これらを守らないと、吊り上げ時の破断事故につながります。

4. 正しい吊り上げ方法を守る

フォークリフトやクレーンでの吊り上げ時は、以下を徹底してください。

  • 吊りベルトは全て均等に掛ける
  • 斜め吊り・片吊りをしない
  • 急上昇・急停止を避ける
  • 人の上を通過させない

特に斜め吊りは、ベルトへの過度な負荷となり非常に危険です。

5. 地面・床との摩擦に注意

フレコンバッグを引きずる行為は、生地の摩耗や破袋の原因になります。

  • 移動は必ず吊り上げて行う
  • 床面の突起・角を避ける
  • 長距離移動時はパレット併用を検討

保管・再使用時の注意点

6. 適切な保管環境を確保する

保管時は以下の条件を守りましょう。

  • 直射日光を避ける(紫外線劣化防止)
  • 高温・多湿環境を避ける
  • 化学薬品の近くに置かない

特に屋外保管は、強度低下の大きな原因となります。

7. 再使用可否を必ず確認する

フレコンバッグには、

  • ワンウェイ(使い捨て)タイプ
  • 再使用可能タイプ

があります。
再使用の際は、メーカーの再使用基準に従うことが必須です。

まとめ|安全使用が事故防止とコスト削減につながる

フレコンバッグは非常に便利な資材ですが、
「正しい選定」「事前点検」「適切な使用方法」**を守ることが安全使用の鍵です。

  • 定格荷重を守る
  • 吊り上げ方法を正しく行う
  • 異常があれば使用しない

これらを徹底することで、現場の安全性向上だけでなく、
事故防止・製品ロス削減・長期的なコスト削減にもつながります。

よくある質問(FAQ)

Q1. フレコンバッグは何回まで再使用できますか?

A. 製品仕様や使用条件によって異なります。必ずメーカーの再使用基準をご確認ください。

Q2. 破れが小さい場合でも使用できますか?

A. いいえ。小さな破れでも強度低下の原因となるため、使用は避けてください。

Q3. 屋外保管は可能ですか?

A. 短期間であれば可能な場合もありますが、紫外線対策(UV仕様)や養生が必要です。

menu