― フレコンバッグ吊り構造の正しい選び方 ―
フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)は、内容物の安全な輸送・保管を実現するため、吊りベルト構造が非常に重要です。
特に日本国内では、JIS規格に基づいた設計・選定が求められるケースが多く、「ランニング型」と「クロス型」の違いを正しく理解することが、安全性・作業効率の向上につながります。
本記事では、JIS規格におけるランニング型とクロス型の構造・特徴・用途の違いについて、わかりやすく解説します。
JIS規格とは?フレコンバッグに求められる安全基準
JIS規格(日本産業規格)は、日本国内で使用される工業製品に対し、品質・性能・安全性を確保するために定められた基準です。
フレコンバッグにおいても、
- 吊りベルトの強度
- 縫製構造
- 荷重分散性
- 破断・変形リスクの低減
などが重視され、吊り構造の違い=安全性の違いとして扱われます。
ランニング型とは|構造と特徴
ランニング型の構造
ランニング型とは、吊りベルトがバッグ本体の底部から側面を通り、連続して縫い付けられている構造です。
ベルトが「走る(ランニング)」ように一体化していることから、この名称が使われます。
特徴・メリット
- 荷重がベルト全体に分散されやすい
- 本体生地への局所的な負荷が少ない
- 耐久性が高く、繰り返し使用に向いている
- JIS規格対応製品に多く採用
主な用途
- 重量物(1tクラス以上)の搬送
- 化学原料・鉱物・工業材料
- フォークリフトでの頻繁な吊り上げ作業
クロス型とは|構造と特徴
クロス型の構造
クロス型は、吊りベルトを袋の四隅に独立して縫い付ける構造です。
ベルトが交差(クロス)する形で配置されることから、クロス型と呼ばれます。
特徴・メリット
- 構造がシンプルでコストを抑えやすい
- 軽量物向けで扱いやすい
- 短期使用・使い切り用途に適している
注意点
- 荷重が縫製部分に集中しやすい
- 長期使用や高重量用途には不向き
- JIS規格対応の場合、使用条件の明確化が重要
ランニング型とクロス型の比較(JIS規格視点)
| 比較項目 | ランニング型 | クロス型 |
|---|---|---|
| 荷重分散 | ◎ 非常に良い | △ やや集中 |
| 耐久性 | ◎ 高い | ○ 用途限定 |
| 安全性 | ◎ JIS適合に有利 | △ 条件付き |
| コスト | △ やや高い | ◎ 低コスト |
| 推奨用途 | 重量物・長期使用 | 軽量物・短期使用 |
JIS規格対応フレコンバッグの選び方
JIS規格を意識したフレコンバッグ選定では、以下の点が重要です。
- 内容物の重量・比重
- 吊り上げ回数・作業頻度
- 使用環境(屋外/屋内)
- フォークリフト・クレーンの仕様
高い安全性と安定性を求める場合はランニング型、
コスト重視・軽量用途であればクロス型という考え方が基本になります。
まとめ|JIS規格を理解し、最適な吊り構造を選ぶ
ランニング型とクロス型は、見た目が似ていても、
JIS規格上の安全性・耐久性・用途適性に大きな違いがあります。
- 安全性・長寿命重視 → ランニング型
- コスト・軽量用途重視 → クロス型
用途に合わない選定は、破損・事故リスクにつながるため、
JIS規格を理解したうえでの構造選択が不可欠です。
フレコンバッグの仕様検討・オーダーメイド対応も可能です。
用途・内容物に合わせた最適なランニング型/クロス型をご提案いたします。

