JIS規格におけるランニング型とクロス型の違いとは

2026.01.21

― フレコンバッグ吊り構造の正しい選び方 ―

フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)は、内容物の安全な輸送・保管を実現するため、吊りベルト構造が非常に重要です。
特に日本国内では、JIS規格に基づいた設計・選定が求められるケースが多く、「ランニング型」と「クロス型」の違いを正しく理解することが、安全性・作業効率の向上につながります。
本記事では、JIS規格におけるランニング型とクロス型の構造・特徴・用途の違いについて、わかりやすく解説します。

JIS規格とは?フレコンバッグに求められる安全基準

JIS規格(日本産業規格)は、日本国内で使用される工業製品に対し、品質・性能・安全性を確保するために定められた基準です。
フレコンバッグにおいても、

  • 吊りベルトの強度
  • 縫製構造
  • 荷重分散性
  • 破断・変形リスクの低減

などが重視され、吊り構造の違い=安全性の違いとして扱われます。

ランニング型とは|構造と特徴

ランニング型の構造

ランニング型とは、吊りベルトがバッグ本体の底部から側面を通り、連続して縫い付けられている構造です。
ベルトが「走る(ランニング)」ように一体化していることから、この名称が使われます。

特徴・メリット

  • 荷重がベルト全体に分散されやすい
  • 本体生地への局所的な負荷が少ない
  • 耐久性が高く、繰り返し使用に向いている
  • JIS規格対応製品に多く採用

主な用途

  • 重量物(1tクラス以上)の搬送
  • 化学原料・鉱物・工業材料
  • フォークリフトでの頻繁な吊り上げ作業

クロス型とは|構造と特徴

クロス型の構造

クロス型は、吊りベルトを袋の四隅に独立して縫い付ける構造です。
ベルトが交差(クロス)する形で配置されることから、クロス型と呼ばれます。

特徴・メリット

  • 構造がシンプルでコストを抑えやすい
  • 軽量物向けで扱いやすい
  • 短期使用・使い切り用途に適している

注意点

  • 荷重が縫製部分に集中しやすい
  • 長期使用や高重量用途には不向き
  • JIS規格対応の場合、使用条件の明確化が重要

ランニング型とクロス型の比較(JIS規格視点)

比較項目ランニング型クロス型
荷重分散◎ 非常に良い△ やや集中
耐久性◎ 高い○ 用途限定
安全性◎ JIS適合に有利△ 条件付き
コスト△ やや高い◎ 低コスト
推奨用途重量物・長期使用軽量物・短期使用

JIS規格対応フレコンバッグの選び方

JIS規格を意識したフレコンバッグ選定では、以下の点が重要です。

  • 内容物の重量・比重
  • 吊り上げ回数・作業頻度
  • 使用環境(屋外/屋内)
  • フォークリフト・クレーンの仕様

高い安全性と安定性を求める場合はランニング型、
コスト重視・軽量用途であればクロス型
という考え方が基本になります。

まとめ|JIS規格を理解し、最適な吊り構造を選ぶ

ランニング型とクロス型は、見た目が似ていても、
JIS規格上の安全性・耐久性・用途適性に大きな違いがあります。

  • 安全性・長寿命重視 → ランニング型
  • コスト・軽量用途重視 → クロス型

用途に合わない選定は、破損・事故リスクにつながるため、
JIS規格を理解したうえでの構造選択が不可欠です。

フレコンバッグの仕様検討・オーダーメイド対応も可能です。
用途・内容物に合わせた最適なランニング型/クロス型をご提案いたします。

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