フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)は、内容物・作業環境・搬送方法によって最適な仕様が大きく異なる資材です。そのため、既製品では対応できず、オーダーメイドでの製作を検討される企業様も少なくありません。しかし、事前確認が不十分なまま注文すると、1 . 現場で使いにくい。2 . 安全基準を満たさない。3 . 充填・排出が非効率。4 . 再発注・作り直し 。といったトラブルにつながることがあります。本記事では、フレコンバッグをオーダーメイド注文する際に、必ず確認しておくべき事項を体系的に解説します。

なぜ事前確認が重要なのか
フレコンバッグは「袋」ではなく、現場オペレーションの一部です。
サイズや形状だけでなく、吊り方・充填方法・排出方法・保管方法まで関係します。
そのため、注文前に使用条件を整理することが、最適な仕様決定のカギとなります。
確認事項①:内容物の種類
最も重要なポイントです。
| 内容物 | 必要な仕様 |
|---|---|
| 粉体 | 防塵・排出口径の最適化 |
| 粒体 | 強度・耐摩耗性 |
| 化学品 | 帯電防止(Type C / D) |
| 食品原料 | 食品対応内袋・清潔仕様 |
| 廃材・建材 | 高強度・厚手生地 |
内容物によって、生地・内袋・縫製仕様が変わります。
確認事項②:最大充填重量(SWL)
500kg / 800kg / 1000kg など、充填重量により必要な**セーフティファクター(SF)**や縫製強度が変わります。
再使用の有無もここで重要になります。
確認事項③:サイズ・形状(角型/丸型)
- 保管スペース
- パレットサイズ
- 倉庫レイアウト
- 積載効率
これらに合わせた寸法設計が必要です。
確認事項④:吊り上げ方法(ランニング型/クロス型)
クレーン・フォークリフト・天井高など、現場設備によって最適な吊り仕様が異なります。
誤ると作業効率が大きく低下します。
確認事項⑤:充填方法
- 上部全開
- 投入口付き
- ホッパー接続
充填設備との相性を確認することが重要です。
確認事項⑥:排出方法(排出口あり/なし)
排出作業の効率に直結します。
- 紐式排出口
- 巾着式
- 全開排出
内容物の流動性に合わせて設計します。
確認事項⑦:静電気対策の必要性(IEC規格)
化学品・可燃性粉体を扱う場合は必須です。
Type A / B / C / D の選定が必要になります。
確認事項⑧:内袋(ライナー)の有無
湿気・粉漏れ・衛生面対策として重要です。
- PE内袋
- アルミ内袋
- 食品対応内袋
確認事項⑨:使用回数(ワンウェイ or 再使用)
再使用する場合は、SF6:1以上が推奨され、耐久性設計が必要です。
確認事項⑩:保管環境・屋外使用の有無
紫外線対策(UV加工)の有無は、屋外保管で重要になります。
よくある失敗例
- サイズだけ伝えて注文してしまう
- 内容物の詳細を伝えていない
- 現場設備との適合確認不足
- 排出口仕様を考慮していない
これらはすべて、事前確認で防ぐことができます。
FAQ(よくある質問)
Q1. 図面がなくてもオーダーできますか?
可能です。使用条件をヒアリングし、最適仕様をご提案します。
Q2. 小ロットでも対応可能ですか?
仕様によりますが、対応可能なケースが多いです。
Q3. 食品用途の対応は可能ですか?
食品対応内袋や清潔仕様で製作可能です。
Q4. 試作は可能ですか?
多くの場合、試作対応が可能です。
まとめ
フレコンバッグのオーダーメイドは、事前確認の精度=完成品の使いやすさに直結します。
内容物・設備・作業方法を整理することで、最適な仕様選定が可能になります。
現場条件をお伺いし、規格・法令に適合した最適なフレコンバッグをご提案いたします。

