フレコンバッグはどう作られる?製造工程をわかりやすく解説

2026.03.06

フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)は、粉体・粒体・建築資材などを大量に輸送・保管するための大型包装資材です。安全性と耐久性を確保するため、製造は複数の工程を経て行われます。ここでは、一般的なフレコンバッグの製造工程を分かりやすく解説します。


1. 原料準備(ポリプロピレン樹脂)

フレコンバッグの主な原料はポリプロピレン(PP)樹脂です。
この樹脂を溶かしてフィルム状にし、細いテープ(ヤーン)へ加工することで、バッグの強度を確保します。

ポイント

  • 軽量で強度が高い
  • 耐水性・耐薬品性に優れる
  • リサイクル可能

2. テープ(ヤーン)製造

溶かしたポリプロピレンをフィルム状に押し出し、細くスリットしてテープヤーンを作ります。
その後、延伸(引き伸ばし)加工を行うことで、強度を高めます。

このテープが、フレコンバッグの生地の基本材料になります。


3. 織布(生地の製造)

作られたテープヤーンを**円形織機(サーキュラールーム)**で織り上げ、フレコンバッグ用の生地を作ります。

織り方によって以下のような性能が変わります。

  • 引張強度
  • 耐荷重性能
  • 通気性

用途に応じて生地の密度や厚みが調整されます。


4. ラミネート加工(必要に応じて)

粉体や細かい粒子を入れる用途では、生地の表面にラミネート加工を施します。

目的:

  • 内容物の漏れ防止
  • 防湿性向上
  • 耐久性アップ

食品原料や化学原料用のフレコンバッグでは、この加工がよく採用されます。


5. 裁断・印刷

完成した生地をバッグのサイズに合わせて裁断します。
同時に、必要に応じてロゴや製品情報などの印刷を行います。

印刷内容の例:

  • メーカー名
  • 型番
  • 耐荷重
  • 使用上の注意

6. 縫製(バッグ形状の組み立て)

裁断された生地を工業用ミシンで縫い合わせ、バッグの形にします。

主な縫製部分:

  • 本体パネル
  • 吊りベルト(ループ)
  • 投入口
  • 排出口

縫製の強度はフレコンバッグの安全性に直結するため、非常に重要な工程です。


7. 内袋(ライナー)の装着(必要な場合)

粉体や湿気に弱い材料を入れる場合、**ポリエチレン製の内袋(ライナー)**を取り付けます。

内袋の役割:

  • 内容物の漏れ防止
  • 防湿
  • 衛生性向上

8. 検査・品質チェック

完成したフレコンバッグは、出荷前に品質検査が行われます。

主な検査項目:

  • 縫製強度
  • サイズ確認
  • 外観検査
  • 耐荷重試験(サンプル)

JIS規格や国際規格に基づいて検査されることもあります。


9. 梱包・出荷

検査に合格したフレコンバッグは折りたたまれ、まとめて梱包されます。
その後、国内外の工場・建設現場・物流拠点などへ出荷されます。


まとめ

フレコンバッグは、以下の工程を経て製造されます。

  1. 原料準備(ポリプロピレン)
  2. テープヤーン製造
  3. 織布(生地製造)
  4. ラミネート加工
  5. 裁断・印刷
  6. 縫製
  7. 内袋装着
  8. 品質検査
  9. 梱包・出荷

これらの工程を経ることで、高強度で安全性の高いフレコンバッグが完成します。


よくある質問(FAQ)

Q. フレコンバッグの耐荷重はどれくらいですか?
A. 一般的なフレコンバッグは約500kg〜1,000kg(1t)程度の荷重に対応しています。用途によって仕様が異なります。

Q. フレコンバッグはオーダーメイドできますか?
A. はい。サイズ、投入口、排出口、吊りベルト形状などを用途に合わせてカスタマイズ可能です。

Q. フレコンバッグは再利用できますか?
A. 再利用可能なタイプもありますが、安全のため使用前の点検が必要です。

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